クセを理解していれば使えるシリーズ
5点中5点
僕がXDシリーズで一番まともと感じたのがXD300だったので、この機種を中心にレビューを進めていきたいと思いますが、AmazonさんがXDシリーズのレビューを100‾400までまとめてしまっているので、折角ですのでシリーズを通してのレビューということにもさせていただきます。
色々と議論されているMOVIE‾MUSIC切り替えスイッチですが、これは実は結構昔から使われている仕組みです。これは簡単に説明すると、ハウジング内にサブダクトという穴が開いており、それをこのスイッチを切り替えることにより開閉する仕組みになっています。
MOVIEモードではダクトが開放され、ハウジング全体、また外の空間も利用して音を響かせます。なので、低音・高音の量感が増えたように感じますが、それだけでなく、広い空間で響かせるため音場も広がり、ヘッドホン本来の音を聞くことができます。
MUSICモードではダクトが密閉され、音を響かせる範囲が狭くなります。低音・高音は少しスマートになり、音場も狭くなります。若干音が漏れにくくはなるものの、ヘッドホン本来の音は失われます。
・・・つまり、このヘッドホンの性能はMOVIEモードで一番発揮されることになります。なので、音楽を聴くときも大体はMOVIEモードで聴くほうが音質がよく感じられることと思います。好みによりますが(ここ重要)。
先ほど私がXDシリーズのなかでは300がまとも、と言いましたがこれは200では篭りすぎ、400ではコストパフォーマンスが微妙、という点からです。400は確かにいい音ですが、その価格帯を探せば他にいいヘッドホンは見つかります。
しかしXD300は厚みのある低音や中域の解像度のよさ、疲れない高音に豊かな音場表現、そしてこの価格帯にしては正確な定位感・立体感です。ここは、ケーブルの質が比較的まともだったことが功を奏したのでしょう。音楽でも映画でも、十分性能を発揮してくれます。
つまりコストパフォーマンスに優れた、個性的でいい音をだすのがこのXD300です。
なかなか評価があがらない理由がわかりませんが、そこまで悪くないヘッドホンかと思います。
ついでに、装着感が良かったのは流石ソニーといったところです。
ついでに、宇宙人的なデザインは流石ソニーといったところです。
長文乱文失礼いたしました。