♪「音楽的人生」に価値ある一冊
5点中4点
タイトルどおり、声づくりに欠かせない「呼吸」についての手引書です。
合唱団員(歌い手)や指導者にもってこいの内容だと思います。
「○○呼吸法」というようなハウツ−ものではなく、
正しい呼吸のための身体の構造と動きを知るということでしょうか。
著者はそれを「呼吸のボディ・マッピング」と呼んでいます。
本書のいたるところに、
骨(脊椎や肋骨、頭蓋骨など)や筋肉(首、肺、腹部など)などが大きく図解されていて、
自分の身体の各部をその絵と重ね合わせるように意識しながら、
息をしたり、力のコントロ-ルをしていくうちに、
頭のてっぺんから足のつま先まで体中に空気が行き渡るような感じです。
それだけで、うまく呼吸ができ、いい発声ができるような気持ちになります。
実際にはそんな簡単にいい発声ができるわけではないのでしょうが、
読んでそんな気持ちになるだけでも、
「音楽的人生」を送るうえで価値ある一冊です。