オカルトがユルくても、いいんじゃないですか?
5点中5点
この作品の主人公は3人います。
島原千代子──天然で巨乳、頭の回転と学習能力は低く時にはマイナス、趣味は掃除。
兎我野メルカ──派手で巨乳、オカルトマニア、授業中に堂々と月刊ヌーを読み、教師がいくら注意しても意に介さないゴーイングマイウェイ。
刑天門院景敦──中卒、千代子達と同年代にも関わらずR18なDVDやゲームに興じる助平、色々と謎が多い。
この3人を軸に展開される基本オカルトな小説なのですが、幽霊を見るのが夢だったというメルカの霊感を高めるためと称して、景敦はメルカに服を脱がせてあちこち触るし、メルカも霊を見るために必死で我慢する場面があると書いたらどんなノリだかかなり想像が付くでしょう。
上のも含めてザ・スニーカーに連載された分の話は幽霊の他に宇宙人も登場したり、基本的にユルい雰囲気で進みますが、ちゃんとシリアスな場面もありますし、書き下ろしの話は刑天門院の事情や景敦を取り巻く環境などシリアスメインの話もありますので、「薔薇のマリア」などとはまた違う十文字先生の世界を見てみるのも一興かと思います。